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パソコンテレビ GyaO にて放映中の『紅三四郎』を見ている。

4話と5話を見たけど、紅三四郎はほんとにすごいな。
作画の質がぶっ飛んでる。

吉田竜夫が原画に入ってるのは間違いないだろうが、当時のアニメ業界のレベルを考えてもこれはとびぬけてうまい。
原画マン動画マンもかなりの人材が揃って初めて可能になったフィルムだろうな。

あの上手い天野喜孝は、まだ参加してない時期のようで。
メインで作画してたのは、貸し本屋漫画家をやっていた吉田兄弟と同業の縁で参加したという田中英二。

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絵もいいが、演出もいい。
色使いのセンスが卓越してる。
夕日や炎の赤、暗闇の青。
要所要所で印象的なレイアウト。

美少女を2次元の美少女として描くスキル。

なんというか20年か30年は先取りしてる。
昭和44年だよこれ。
当時放映してた他のアニメ番組をみれば、この作品がどれだけありえないかわかる。

アニメ製作の水準が、そのくらいタイムスリップしてる奇跡的な作品だと思う。

あの時代で、このくらい上手いと思わせる作品は、
紅三四郎の2年後の、昭和46年。大塚康夫が作画した『ルパン三世』くらいだ。

漫画絵を昇華させていった大塚と違って、吉田の絵は、リアル画を踏襲しながらディフォメを効かせた画風。アップの絵など、現代でも通用するポップなセンスを感じさせる。

吉田竜夫がいかに早世の天才だったか・・・惜しい人を亡くしたな。

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どうも感動が伝わりにくい気がするので、絵を貼りたいのだけど、GyaOはキャプチャができないようになってるらしい。

うちにこういうのがあった。
この本は買っておいてよかった。
かなり持っていて便利な一冊。


吉田の直筆と思われる設定書も載っている。


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しかしここまでとんでもない作品が、当時話題になったという話をとんと聞いたことがない。

少し検索かけてみたら、番組放映当時小学生だった人の書いたレビューを発見。
当時の空気を伝えている。
カーロスの空間

・・・やっぱ当時の主な視聴者だった小学生には、この作品のすごさまでは理解できなかったかも。
むしろ大人に見てほしかった。
見てもらえさえすれば、明らかに絵だけでも驚愕の内容なのだから。


もっとも、アニメは大人が見るものではなかったのだろうから、この不遇も当然かも。
当時はオタクというものも存在せず、
アニメのファン活動が活発になったのは1974年の『宇宙戦艦ヤマト』以降。
その時代にはタツノコのファンの間では語り継がれていたらしいが、そんなマニアックな層だけでなく、この作品のすごさはもっと広く世間に衝撃を与えて然るべきものだった(過去形だけどね)はずだ。
だから、いまだからこそ・・・せめて現代のオタクからは再評価されるべき作品だと思う。

ブロードバンドでインターネットしてる人なら誰でもいつでも好きなときに観れる(※配信期間中に限る)のだから、この文読んだ人はぜひその目で見てほしい!
2005.11.12 Comment:0 | TrackBack:2
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