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17・18話
凪と溝呂木の過去の関係や。
溝呂木がなぜダークメフィストに変身するようになったかの秘密が明かされる。
(以下ゆるいネタバレあり)


一年前の惨劇の中で溝呂木は殺戮の楽しさに目覚めていった。
姫矢が光のパワーに選ばれたのと同じく、そこをダークメフィストに魅入られたわけだ。

人間の極端な二面性を具体化したような二人のキャラ。
人間のもつ光と闇。聖と邪の代理戦争をやらせたいらしい。
なんだか安直なテーマだが、まあ王道といえる筋道には安定感もある。

サイコな悪党ひとりに罪を押し付けて安心するのではなく。
悪も善も人間が内包してるもので、悪とは原罪なのだというとこまできちっと描けば、オーソドクスながら評価できるものが仕上がるんじゃないかとは思う。


ダークメフィストの身長が、ファウストが現れたときと同じく、
3メートルほどの微妙な大きさで、これがやたら怖い。
CG技術が発達して、違和感のない合成ができるようになったのでこんな芸当も可能になったのだろうね。
溝呂木の顔をぐわっと覗き込んでくるシーンが演出的にかっこよかった。

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19・20話
「人生の目的」が今回のテーマ。
姫矢に憧れるカメラマンが姫矢のような写真を撮ろうとしてビーストに食われてしまうのだが、それをよしとする脚本が気に入らない。

アイドルの写真ばかりを撮る仕事にうんざりしていた男が、
伝説の戦場カメラマンとして有名だった姫矢に出合って、俺のやりたかった仕事はこれだ!
と発奮し、政府がひた隠しにするビーストとTLTの戦闘場面を激写。
あっけなくビーストに食われてしまう。

このあと彼の撮った写真はフリージャーナリスト根来の手によって、世間の目に晒される。
恐らく脚本的には、「死んでも、なにごとかを成し遂げたことに人生の意義があった」ということをいいたいのだろう。

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昨年の5月。
フリージャーナリストの橋田信介さんがバグダッドで武装集団に襲撃され亡くなった。
彼は、その一ヶ月前。テレ朝の『朝まで生テレビ』に出演したとき、誰も自衛隊の駐屯地に行って彼らの現実を取材しないと、新聞社をはじめとするジャーナリズムの不甲斐なさを叱責していた。

その一ヵ月後の『朝まで生テレビ』放送直前に橋田さんは、前言の通り自衛隊を取材しにいって、殺害されてしまった。
ほとんど前回と同じメンツだったパネリストの面々は、橋田さんが身を持って示したバグダッドの現実感に動揺せざるをえなかった。

戦場ジャーナリストが、戦場で死ぬのは本望といえる。
橋田さんは、素晴らしい生き方をして、自分が人生に設定した仕事をまっとうしたといえるだろう。
どこで死ぬかわからないのが戦場カメラマン。
どこで死んでもそれは想定内の終わりなのだ。

しかし当然だけど、むやみに命を散らしてもいいというわけではない。
死なないに越したことはないんだし。
有意義な死の中にも、さらに「有意義な死」と「犬死に」は細分化できるのではないか。

そのだいぶ後、同じ朝生だったと思うけど、懇意にしていたコラムニストの勝谷氏だったか、(いや違うかもしれない)
「橋田さんの人生は称えられるべきだが、きちっと「ミスはミスだ」と指摘すべき」それが橋田さんに対しての礼儀だ」と語った人がいた。

ほんとにそう思う。
その彼によると、橋田さんは直観でバグダッド行きのそのルートは安全だと、神がかりなインスピレーションをもとに行動してしまった部分があって、そのために若い助手の小川功太郎さんまで巻き添えにしてしまったというのだ。

戦場でミスはあって当然。ミスをするなといったら誰も報道なんかできないと、橋田さんが生前出演したときの田原総一郎が言った。
それも道理。
しかしミスを指摘してこその道理だ。
ミスひとつが、文字通り命取りになる現場ならなおさらのこと。

今回のネクサスが扱ったのは、本来ならそういった重いテーマのはず。
「命を懸けてでも真実を伝えるジャーナリズム」というテーマを扱うのなら、
こんなハンパな形ではなく、きっちりそこまでテーマ性をつきつめたものを作って欲しかった。
どうせ子供番組という体裁は無視してるんだし。

番組の中で死んだカメラマンは猪突猛進に「自分探し」をした末、
仲間の制止を振り切ってシャッターを切り続け、ビーストに食われてしまった。
見たときの素直な感想だけど。ギャグにしか見えなかった。
(実際ふきだしそうになった)
これは、そういった噴飯もののフィルムが出来上がることを想定できなかった脚本家のミスだと思う。

僕はこの脚本家の実力をかなり認めているので、ミスを指摘するのが礼儀だ。

2005.05.17 Comment:0 | TrackBack:0
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