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ラジオで青臭いことばっか言ってる30代の社会学者が、RADWIMPSが言葉を大事にするバンドだというんで、どういうのか聴いてみた。

自己愛全開とかいう評もみかけたこともあって、なんか嫌な先入観をもって有心論というのを聴いた。

「どうせいつかは嫌われるなら 愛した人に憎まれるなら
そうなる前に僕の方から嫌った 僕だった」
というフレーズを聴いて、やっぱ病んだ歌だなーと。

しかしサウンド的にかっこいいので、何度かアルバムを聴いてるうちに、
有心論のとこの歌詞をちゃんと耳で拾っていたら、
意味がだんだんわかってきて、最後にはだーっと泣いてた。

「誰も端っこで泣かないようにと 君は地球を丸くしたんだろ?」
「誰も命 無駄にしないようにと 君は命に終わりつくったよ」
「やっとこさ 君のクローンが成功した時にでも」


このへん見ると彼女は死んでるのかと思ったけど
文脈を考えるとクローンは単なる量産の手段。
たぶんそうじゃなくて彼女は離れ離れになっても神になって、
病んだ人間は改革されたという歌。

「左心房に君がいるなら問題はない ない ないよね」

いやもしかしたら死んだのかもしれないけど
(ファンの意見の中には心臓移植したなんて珍解釈もあった)
そんなところに泣けるじゃなくて。
人間不信者が人間信者になるというところ。
人間を神格化することで生きていける人間もいるんだなと。


ちょっと話飛ぶけど、SFロマン大河「ジョジョの奇妙な冒険」中で初期の第一部~二部を自分が好きなのは、シリーズの中でも、もっとも人間が巨大な理不尽に立ち向かう話だからだ。
そして「人間賛歌」というテーマをそのまま臆面もなくセリフに入れてるのがいい。

「有心論」でも人間の力を歌った歌で、人間を信じようというけなげさが泣ける。荒木センセもそうだけど、どこか病んでないとこういう直球のものは描けないのかなと思った。
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2008.11.08 Comment:0 | TrackBack:0
昨日たまたまyoutubeで見た、元ちとせの歌う「死んだ女の子」が一日中頭から離れない。

その前日に、広島型原爆リトルボーイの新聞記事を読んでいて、
中性子を含んだウランを爆縮させて核分裂を起こすという仕組みを最初に考えた人物は、この研究に純粋な科学的な探究心でやっていたんだろうなと。
そして、これをつくった軍人は作ったものを使わずにいられないだろうなという、日本人からは納得できようもない感情。
それを想像を働かせて、少し理解できた気がした。

 広島の上空600Mで爆発したリトルボーイは、
 1秒後には半径150Mの火球になり、
 地表の温度は4000度に達した。


文字で読むとこれだけのものだが、
そのすさまじさは、やはりその場にいて体験をした者でないとわからない。

わからないものは、やはり想像力を働かせないと、
それに近づくことは不可能なのだ。

元ちとせが歌った「死んだ女の子」の詩を書いたのは、
トルコの詩人、ナジム・ヒクメットという人だそうだ。
想像力を最大に働かせてこれを書いたのだろう。

元の曲はそれとはすでに別物といっていいくらい解釈も変えられているが、
原詩と一番違うのは、パフォーマンスの力で
強烈なメッセージを投げつけてくるところだと思う。

「原爆は悲惨」というイメージが自分の中でやや形骸化していたようで、
広島で起きたことに、想像力が薄くなっていた頭には、イマジネーションのハンマーはガツーンときた。

ナジム・ヒクメットの原詩は
元ちとせの渾身の表現力からすると圧倒的に地味ではあるが、
これが、水爆禁止署名運動のために書かれたということをあわせ考えると。
演出や構成の完成度が高く、
静かにメッセージを訴えてくる力強さをもった詩だと思う。


元ちとせ&坂本龍一の「死んだ女の子」

2007年
http://jp.youtube.com/watch?v=kCCv2fS1wPU



2005年
http://www.youtube.com/watch?v=EmsRNQ57f1M



ナジム・ヒクメットの原詩
http://utagoekissa.web.infoseek.co.jp/shinda.html  
 
2007.08.29 Comment:0 | TrackBack:0
22時からNHKで放送。

阿久悠と仕事の上でゴールデンコンビだった作曲家の都倉俊一がゲストだった。

阿久悠を語らせるのに、これ以上ない人選という感じで、
アナウンサーの質問も良かったけど、
それに対して都倉俊一のコメントは打てば響くようなものばかりだったのが良かった。

なかにし礼のライバル心バリバリの追悼コメントも印象深かった。
2007.08.03 Comment:0 | TrackBack:0
天才で偉大な阿久悠が亡くなった。
フレーズのインパクトで、人の心に楔を打ち込み、
ストーリー性と広がりのある世界を紡ぎあげるミラクルな作詞家だったと思う。



アニヲタらしくアニソンで阿久悠の偉大な足跡をふりかえってみた。

集めていて気づいたけど。
70年代前半の特撮の歌詞には、
ノストラダムスが流行っていたせいか、 終末観の漂うインパクトのあるフレーズが多い。
子供の頃、このおどろおどろしさにドキドキしていた。

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「ファイヤーマン」より抜粋

ある日突然 眠りをさまし
地球をおそう 神秘のかげに
だれかが むかって 行かねばならぬ
不思議の謎を とかねばならぬ
地球が地球が大ピンチ
地球を地球を守るのだ


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「ウルトラマンタロウ」より抜粋

空を見ろ 星を見ろ
宇宙を見ろ
かなたから せまりくる
赤い火を
何かが地球におきるとき
腕のバッチが輝いて


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「ウルトラマンレオ」より抜粋

宇宙にきらめくエメラルド(エメラルド)
地球の最後が来るという(来るという)



「戦え!ウルトラマンレオ」より抜粋

レオはそこまで来ている
レオは怒りに燃えている
赤い炎をくぐって
やがてあらわれる
平和をこわす敵は
この手で叩き伏せる
それが レオの使命
それが レオの願い


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「ミクロイドS」より抜粋

黒い悪魔の 陰謀が
恐怖の地球にぬりかえる
心をわすれた 科学には
しあわせ 求める夢がない


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「マッハバロン」より抜粋

悪の天才が 時に野心を抱き
世界征服を 夢見たときに
君はどうする 君はどうするか 君は
蹂躙されて 黙っているか




阿久悠の手がけたアニソンは、
ED曲に哀愁漂う名曲が多い。
言葉の選び方、連ね方で、
情景を描き、ストーリーが浮かび上がってくる。
圧巻の技術。

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『宇宙船サジタリウス』主題歌
「夢光年」より抜粋

人の世で 見失い
今ではもう遠い
夢を探す人よ

もしもどこかで 見つけたなら
かけらだけでも 持って帰れよ


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「今日もどこかでデビルマン」より抜粋

人の世に愛がある 人の世に夢がある
この美しいものを 守りたいだけ
今日もどこかでデビルマン
今日もどこかでデビルマン


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『宇宙戦艦ヤマト』主題歌
「真赤なスカーフ」より抜粋

あの娘がふっていた 真赤なスカーフ
誰のためだと 思っているか
誰のためでも いいじゃないか
みんなその気で いればいい




しかしやはり阿久悠のフィールドは歌謡曲。
シチュエーションを作り出す天才。
なにもない空間に舞台装置をガーンと作り出す力強さと説得力。
ときにはストレートに、ときにはひねくれて、
その技の多さとすごさ。
「伝聞」とか「伝言」を好んで使う傾向があったように思う。
こういう普通はあまり使わない小技が、そのまま大仕掛けになってたりする。
その状況説明が描きだした景色に隠れた本当の意味。
こういう罠を二重三重に仕掛けていく。

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「ジョニーへの伝言」より抜粋

ジョニーが来たなら 伝えてよ
二時間待ってたと
わりと元気よく 出て行ったよと
お酒のついでに 話してよ
友だちなら そこのところ
うまく伝えて


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「五番街のマリーへ」より抜粋


五番街へ行ったならば マリーの家へ行き
どんな暮ししているのか 見て来てほしい


マリーという娘と 遠い昔に暮らし
悲しい思いをさせた それだけが気がかり
五番街は近いけれど とても遠いところ
悪いけれどそんな思い 察してほしい


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「あの鐘を鳴らすのはあなた」より抜粋


あなたに逢えてよかった
あなたには希望の匂いがする
つまづいて傷ついて泣き叫んでも
さわやかな希望の匂いがする
町は今眠りの中
あの鐘を鳴らすのはあなた


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「勝手にしやがれ」より抜粋

壁ぎわに寝返りうって
背中で聞いている
やっぱりお前は出て行くんだな
悪いことばかりじゃないと
思い出かき集め
鞄につめこむ気配がしてる


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「また逢う日まで」より抜粋

また逢う日まで逢える時まで
別れのそのわけは話したくない

(中略)
たがいに傷つきすべてをなくすから
ふたりでドアをしめて
ふたりで名前消して
その時心は何かを話すだろう


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「素敵にシンデレラ・コンプレックス」

素敵に ああ何という女 素敵に素敵に
愛の神話は きみから始まる

ドンファンもいなけりゃ
シンデレラもいない
愛の神話は はなからやり直し
コンプレックスは おたがいさまさ
ハートの露出度 100にするしかないね
2007.08.01 Comment:0 | TrackBack:0
どうしようもなく神経が凝り固まって疲労感があるとき、
酒を飲んでリラックスする習慣がついてしまった。
昨日は頭痛がしたので酒を控えたが、
どうにも疲労感が取れない。

ジャズギターでも聴いてみようと、
ジョーパスの『INTERCONTINENTAL』をかけてみる。
音楽がこれほど心地よくしみたのは久しぶりかもしれない。
あー体にしみていく。
体中の筋肉がほぐれていく。
2007.06.14 Comment:0 | TrackBack:0
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