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昨日たまたまyoutubeで見た、元ちとせの歌う「死んだ女の子」が一日中頭から離れない。

その前日に、広島型原爆リトルボーイの新聞記事を読んでいて、
中性子を含んだウランを爆縮させて核分裂を起こすという仕組みを最初に考えた人物は、この研究に純粋な科学的な探究心でやっていたんだろうなと。
そして、これをつくった軍人は作ったものを使わずにいられないだろうなという、日本人からは納得できようもない感情。
それを想像を働かせて、少し理解できた気がした。

 広島の上空600Mで爆発したリトルボーイは、
 1秒後には半径150Mの火球になり、
 地表の温度は4000度に達した。


文字で読むとこれだけのものだが、
そのすさまじさは、やはりその場にいて体験をした者でないとわからない。

わからないものは、やはり想像力を働かせないと、
それに近づくことは不可能なのだ。

元ちとせが歌った「死んだ女の子」の詩を書いたのは、
トルコの詩人、ナジム・ヒクメットという人だそうだ。
想像力を最大に働かせてこれを書いたのだろう。

元の曲はそれとはすでに別物といっていいくらい解釈も変えられているが、
原詩と一番違うのは、パフォーマンスの力で
強烈なメッセージを投げつけてくるところだと思う。

「原爆は悲惨」というイメージが自分の中でやや形骸化していたようで、
広島で起きたことに、想像力が薄くなっていた頭には、イマジネーションのハンマーはガツーンときた。

ナジム・ヒクメットの原詩は
元ちとせの渾身の表現力からすると圧倒的に地味ではあるが、
これが、水爆禁止署名運動のために書かれたということをあわせ考えると。
演出や構成の完成度が高く、
静かにメッセージを訴えてくる力強さをもった詩だと思う。


元ちとせ&坂本龍一の「死んだ女の子」

2007年
http://jp.youtube.com/watch?v=kCCv2fS1wPU



2005年
http://www.youtube.com/watch?v=EmsRNQ57f1M



ナジム・ヒクメットの原詩
http://utagoekissa.web.infoseek.co.jp/shinda.html  
 
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2007.08.29 Comment:0 | TrackBack:0
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